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健康診断でA判定なのに体調が良くないのはなぜ?

2024年2月8日

健康診断ではA判定だったのに、
なんだか体の調子が良くない、
明らかに不調があるのはなぜ・・・?

健康診断では「問題ない」と言われても
なんだか体が重いとか、
疲れがとれないとか、
冷え性や頭痛、胃もたれなどの
不調を感じていたりしませんか?

それは【未病】が原因かも

そんなあなたは今、
病気ではないけれど100%理想的ではない、
未病の状態にあることが原因かもしれません。

あなたがもし、
健康診断では問題ないけれど不調を感じているのなら、
未病について知り、ケアしていけばいいのです。

この記事を最後まで読んでいただければ
あなたがは今どんな状態なのか、
具体的にどうすれば元気になれるのかがわかります。

健康診断の意義と勘違い

そもそも健康診断はあなたの健康状態を
全て正しく表すものではありません。

基準値の範囲内であるかどうかを示すだけです。

その基準値も、
健康であると判定された人の95%が含まれる範囲
を数値として設定したものなのです。

ですので、次のような問題があります。

1.個差を考慮していない

2.基準値の幅が広い

3.将来的な病気のリスク評価が目的

順番に見ていきましょう。


1.個体差を考慮していない

人間の体は一人一人異なります。

性別、年齢、人種や遺伝子の違いはもちろん、
何を食べ、何時に寝て、どんな環境で
どんな生活をしているのか?

様々な要因がお互いに影響し合って
生命活動をしています。

同じ身長、同じ体重、同じ血圧であったとしても
骨格が違う、筋肉量が違う、体脂肪率が違う、
血管の硬さが違う、血液の成分比率が違う、など

人間としての基本システムは同じでも、
それぞれの体の中の状態が
まったく同じになることはありえません。

同じ食事をとっていても
太る人、やせる人、筋肉がつく人、おなかをこわす人がいたり

同じ運動をしても
うまくできる人、思ったように体が動かせない人、
すぐ疲れてしまう人、いつまでも動ける人がいます。

私たちは意識していなくても、
個体差があるという事実を認識しています。

当然、健康状態にも同じことが言えます。

ですが、それを一人一人評価していては時間がかかりすぎてしまうため、
「健康な人の95%が示す値」
が基準値として設定されているのです。

個体差を考慮しなくても、
ある程度「病気か、病気じゃないか」
を推測できるように決めた数字ということです。

「平熱って、昔は37.0℃だったんですよ」
と言われても、

「そんな体温になったらフラフラで立っていられないですよ!」
という人が現代では多いというのと同じように、
数値がその人にとってどういう意味を持っているのかまでは
考慮されていないのです。

2.基準値の幅が広い

【MCV】という検査項目があります。
これは赤血球の大きさを表す数値です。

数字が大きいほど赤血球は大きく、
数字が小さければ赤血球も小さいことを表しています。

MCVの基準値は80~100fLです。
この範囲内であれば、健康診断では
正常とされます。

対して、分子栄養学におけるMCVの【理想値】は90です。

90から離れていた場合、
何かの異常があるか?
なぜこの数字になってしまっているのか?
を考えていくと、不調の原因が見えてくることがあります。

基準値は正常だけど機能としては100%ではない

という状態があるのです。


水色の線が基準値です。
この線からはみ出した数値になった場合、健康診断でも病気の疑いがあると評価されます。

ですが実際には、病気ではないと判断される範囲の中でも
未病と呼ばれる部分があるのです。
白い線と水色の線の間のエリアがそれにあたります。

予防医学的に見て理想な状態と、
病的な状態の間。

この状態にあるとき、
「なんだか調子が悪い」と感じる人もいれば、
「何も感じない、いたって元気」と感じる人もいます。

これがまさに個人差・個体差です。

健康診断では、この未病のエリアは正常範囲です。
「不調があっても病気ではない」という判断になることが多いです。

対して分子栄養学では、
ここの未病のエリアを見ることが得意です。


先ほどのMCVを例にすると、

100に近い数値になると
冷え性、しびれ、めまい、動悸、息切れなどの不調を
感じる人が出てきます。

反対に80近くに低下していてもやはり、
だるさ、疲れ、息切れ、頭痛、耳鳴り、不眠や眠気などの
症状を訴える人が出てきます。

どれも貧血の症状ですが、MCVが大きいか小さいかで原因は異なります。

肝心なことは
「MCVが基準値内であっても何かしらの異常が出ているケースがある」
という認識を持つことです。

「病気」として扱われないとしても、
本人は症状があって悩んでいるのであれば何とかしてさしあげたい。

というのが私の思いです。

その原因を探るのに、こういった知識が役に立ちます。

3.将来的な病気のリスク評価が目的

「調子が悪い」と感じているのは、
体調不良や精神状態の悪化を
自覚できているときのことを指していることがほとんどでしょう。

例えば、
疲れやすい、頭痛がする、気分が落ち込む、不安になる、眠れない、おなかが痛い、
などの症状です。

これらの症状は、検査数値では検出できない場合が多いですよね。
計測する手段がないからです。

また、ストレスは心身の不調の原因となりますが、
ストレスを受けたときの反応や
ストレスに対する耐性も人それぞれであり

ストレスの量や影響もやはり、
健康診断の基準値で数値化して見ることは難しいでしょう。

それに対し、健康診断では

  • 糖尿病の疑いはないか
  • 血圧の異常はないか
  • 中性脂肪やコレステロールによって動脈硬化のリスクはないか
  • 肝臓の異常はないか
  • 腎臓の機能は落ちていないか

このような、
生活習慣病や慢性病に発展する可能性がないかどうか
を見ています。

自覚症状の有る・無しは関係ありませんし
今すぐ問題になるとは限らない
ものも含まれています。

もちろん、
頭痛、不眠、疲労感、イライラやうつ傾向などの
自覚症状を診断する項目もありません。

自覚症状の”感じ方”も、
個人差・個体差が大きいですよね。

将来的な病気のリスクをみつけるための健康診断、
という仕組みではそもそも、
あなたの細かい悩みまでをカバーすること難しいのです。

では、どうすればいいの?

健康診断は

・個体差を考慮できない
・基準値の幅が広い
・将来的な病気のリスクを見るのが目的

ということでした。

「今の私の不調や悩みはどうすればいいの?」
という疑問をお持ちかと思います。

あなたのお悩みを解決するには

・個体差を一人一人個別に見る
・基準値ではなく理想値で分析する
・現在の体の状態を良くすることを考える

ことが必要ですよね。

病気かどうか、ではなく
体のシステムは正常に動いているか?
を分析することがカギになります。

たとえば先ほどのMCVであれば、
今の体は、赤血球を正常な大きさにすることができる状態か?
を見ます。

ビタミンB12や葉酸といった栄養素の不足によって
MCVの数値が大きくなることが知られていますが、

「なぜビタミンB12や葉酸が不足してしまったのか?」

ここの原因まで考えることが根本的な解決方法になります。

疲労感はエネルギー産生能力や抗ストレスホルモンが関係していますし、
不眠には自律神経の他に血糖値も関係しています。

不調には原因があります。

疲労感や不眠、頭痛、イライラといった症状は
「枝葉」です。

枝や葉っぱの状態が悪くなる原因は、
木の幹や根っこにあります。

そっちから治していくのです。


人間の体で言えば体全体の状態。
もっと言えば、細胞1つ1つの状態を見ます。

「それはそうかもしれないけれど、いったいどうやって?」
と思われたでしょうか?

「健康診断でもわからないものをどうやって見つけるの?」
と。

それには分子栄養学が役立ちます。

分子栄養学とは、
細胞1つ1つがどのように働いているか?
正常に機能しているか?
を分析するための考え方です。

検査値や問診から体の状態を分析し、
足りないものは補い、
不要なもの、足を引っ張っているものは取り除く。

症状だけでなく、
体全体の状態を見ていく。

病気かどうかではなく、
理想的な状態かどうかで考えていくので、

未病の状態で悩む人を救うために最も適した手段と言えます。

実際にご相談いただいた方の例では

インフルエンザやコロナにかかってから、
口の中は荒れるし疲労感がひどくなるし・・・

というご相談がありました。

血液検査を病院で行っても、
「特に異常ではないので、治療はしない」
という対応だったとのこと。

コロナ後遺症とも考えられるこの方に対し、
私がお話ししたのは

「とにかく食事を整えること」

でした。

いろいろお話を聞かせていただいたところ、
栄養素の不足も、
余分なもの、体調を悪化させるものの摂りすぎも
食事に原因があるということがわかったからです。

具体的には、

「つい甘いものに手が伸びてしまう」
「3食は食べているけど、糖質に偏っている」

という食生活によって、

・エネルギーがうまく作れない
・血糖値が安定しない
・抗炎症ホルモンの不足
・自律神経が常に緊張状態

という状態になり、
口の中の炎症もなかなか抑えられなくなっているのでしょう、
とお話ししました。

個体差を考慮した食事や睡眠などの
生活習慣のアドバイスを差し上げ、
取り組んでいただくことになりました。

現代日本人にはとても多いパターンです。
あなたにも思い当たるところがあるかもしれませんね。

この例からもわかるように、
理想的な健康の状態から少しずつ外れてしまい
未病のエリアに入ってしまう要因は多くの場合、
生活習慣、ライフスタイルにあります。

ライフスタイルの修正を行いながら、
滋養強壮薬や漢方などで
回復の方向へ向かわせてあげて、背中を押してあげるのが
私の治療方針です。

お気軽にご相談ください

「私も、健康診断や血液検査では異常はないと言われたけど、なんとなく調子が悪いのよね・・・」
「もっと元気になれたら、いろいろやりたいことがあるのに。」
「毎朝起きて、体調のことで悩まなくて済む日が来たらどんなにいいことか・・・」

そんな方はぜひ、一度ご相談ください。

親身に、丁寧にあなたのお悩みに寄り添い、
一緒に解決策をみつけていきます。

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