メンタル

メンタル不調のとき考えてほしいこと3選 ~精神科の前に~

2023年10月21日

ず~っとイライラ。

落ち着きがない

不安でしょうがない。

「もう精神科のお世話になるしかないの…?」



その前に!

この3つに当てはまらないか
考えてみてください。


1.自律神経に負担をかけていませんか?

2.低血糖になってるかも?

1.自律神経に負担をかけていませんか?

「自律神経失調症って診断されたけど、結局なんの解決策も言ってもらえなかったのですが…」

このような経験のある方は
意外と多く。

やすたけ

自律神経ですね

この言葉でなんとなく片付けてない?

「どうしようもない」をうまく誤魔化していない?

コマヤ薬局はそうではありません。

自律神経とはその名のごとく

「自律しており、意図して動かせない神経」

です。

なのですが、
行動や環境、口にするものを
「選ぶ」ことで

自律神経が望まないはたらきをしてしまうことを
防ぐことができます。

「イライラ」

「落ち着かない」

「ずっと不安」

こういう感情のときに
はたらいているのは
「交感神経」です。

交感神経が
意図せずに活発になったまま
戻れない状態。

あなたのイライラは
これが原因かもしれません。

具体的には
こんなことを試してみてください。

① ストレスから遠ざかる

難しい面もあると思います。

ですが、
「感じ方はあなた次第」
と考えてみることで、

ストレスを減らすことができます。

先日、
パチンコ屋さんの駐車場を横切り
ものすごい勢いでショートカットするばかりか

普通の道路を走っていた私の前に割り込み
威圧してくる車がいました。

こういう時、

「変な人もいるもんだな」

「きっと、ギスギスしたつまらない生活をされているのだろう」

「私には関係ないな」

このように
自分の考え方、捉え方を変えることで

あなたの生活に全く関係のない
とばっちりのようなストレスを
回避することができます。

② カフェインを減らす

コーヒーを飲むと
元気になる。

私もコーヒーは大好きです。

ですが、
交感神経を優位にして
アドレナリンやノルアドレナリンを出させる
効果があります。

あまり飲みすぎることは、
自分でイライラする原因を
作ることにもなりかねません。

「今日はちょっと、飲まないでおこうかな」

小さなチャレンジから
自分の体調を
コントロールしてみましょう。

③ からだを冷やさない

からだを冷やすと
交感神経のスイッチが入ります。

血管を収縮させ、
体温を奪われることを
防ぐためです。

朝晩がとくに冷える
この時期、

防寒対策はしっかりと。

マフラーなどで
首まわりをしっかり
温めてあげましょう。

意外と盲点なのが
冷たい飲み物・食べ物です。

冷蔵庫から
冷たいお茶を出してゴクゴク。

一気に胃が冷えます。

内臓でも同じく、
体温を奪われまいと
血管を収縮させる

=交感神経優位

となるのです。

2.低血糖になっていないか

「え、わたし糖尿病ではありませんよ」

と思われるかもしれません。

でも、ちょっと聞いてください。

糖尿病でなくても、
血糖値を下げる薬を飲んでいなくても、

低血糖になります

むしろ、
気付かないうちに
低血糖となっていて

原因不明の体調不良に
悩まされている、

そういう方が
非常に多いのです。

こんな方は低血糖かも?

① 朝食を食べない
② 朝食はパンとコーヒーだけ
③ 甘いお菓子が好き
④ 10時頃に眠くなる、しんどい
⑤ 昼食の後、ひどく眠たくなる
⑥ コーヒーを1日に何杯も飲む
⑦ 貧血がある
⑧ 白米は少ししか食べない
⑨ 筋肉量が少ない
⑩ 肝臓の元気がない(AST・ALTが低すぎる)

食事をとると血糖値が上がり、
インスリンというホルモンが分泌されることで
血糖値が下がります。

問題は、その上がり下がりの
「幅とスピード」
にあります。

血糖値が急激に上昇すると、
慌ててインスリンが多量に出てきて
一気に血糖値を下げます。

血糖値の乱高下

と言われるものです。

このとき、
あまりに勢いよく血糖値が下がることで
平常値を下回ってしまう人がいます。

反応性低血糖といわれる状態です。

もしこうなった場合、
まず非常に眠くなります。

寝不足でもないのに、
午前10時頃に眠くなる。

昼食の後、
意識を失うほど眠気に襲われる。

これは低血糖が原因です。

血糖値は

・急激に上げすぎず
・過度に下がることにも注意

する必要があります。




「私、低血糖かも?」

と思われた方、
詳しくは店頭で
ご相談いただければと思います。

低血糖になるとどうなるのか?

血糖値が下がりすぎると
意識を失い、
ひどい時は命に関わります。

高血糖よりも
直接的な危険があります。

ですから、からだには
血糖値を「上げる」ホルモンが
多く存在しています。

・グルカゴン
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
・コルチゾール
・成長ホルモン

食事で摂取した糖質は
血糖となり、血中を巡ります。

およそ2時間程度で、
食事で摂った血糖は
血中からいなくなります。

その後は
肝臓に蓄えられた
グリコーゲンを分解し、

血糖値を維持します。

肝臓に元気がない、
脂肪肝など慢性炎症があると

グリコーゲンを貯めこむのが
「下手」になり
血糖値維持が難しくなります。
そうしたときに働くのが
上述のホルモンたち。

生命の維持を
最優先に動いてくれる
頼れる仲間なのですが、

困ったことに
彼らのほとんどは

「交感神経を優位にする」

がセットでついてきてしまいます。

つまり、

低血糖 = 交感神経優位

なのです。

①朝食を食べないとどうなるか?

前日の夕食が19時だとして、
朝食を7時にとったとしても
12時間の間隔があきます。

もし朝食を食べなかった場合、
その感覚は16時間以上に及ぶことになります。

血糖値を安定させるため
何度も何度も交感神経が働くことになります。

② 朝食はパンとコーヒーだけ

「パンだけ」
ましてや「菓子パンだけ」の朝食なんてことになれば
血糖値が大慌て。

あっという間に急上昇してしまいます。

朝食と言えど、
タンパク質と脂質を
バランスよくとるようにしましょう。

コーヒーについては後述しますが、
交感神経の活動を
さらに加速させてしまいます。

③ 甘いお菓子が好き

④ 10時頃に眠くなる、しんどい

⑤ 昼食の後、ひどく眠たくなる

⑥ コーヒーを1日に何杯も飲む

疲れたから、と言って
甘いお菓子をパクっと。

その疲れの正体が、
そもそも低血糖かもしれません。

お菓子を食べてすぐは血糖値が上がるので

「疲れとれた!」

と感じるのですが、
すぐにまた急降下してしまい

「また疲れが…」

こんな繰り返しになっているかもしれません。

⑦ 貧血がある

貧血があると、
鉄不足 + 酸素不足で
エネルギーをうまく作り出せなくなっています。

血糖値維持にも
エネルギーが必要です。

貧血と低血糖症状には
深いつながりがあると考えられます。

⑧ 白米は少ししか食べない

ダイエットのため、なのか
そもそも「食べられない」のか、

ごはんをちょびっとしか食べない方がいらっしゃいます。

(先生は「鳥のエサみたい」と言っていました)

血糖値維持には
「必要な量の食事をきちんととっている」
ことが大前提になります。

口に入れたものからしか
血糖値を上げる手段はありません。
(点滴は除きますよ)

⑨ 筋肉量が少ない

エネルギーを作り出すため
血糖は絶対に必要なものなのですが、

かといって血糖がいつまでも
血管の中にあるのも
都合が悪いのです。

甘いジュースのような
ベタベタした液体が
管の中をずーっと流れていたら?

傷むのが早そうですよね。

いつまでも血管の中を漂う血糖は
眼や腎臓などの細い血管や
末梢神経をキズつけてしまいます。

まさにこれが糖尿病の状態です。

ということで血糖は
グリコーゲンという形に変換され
貯蔵されます。

グリコーゲンの主な貯蔵場所は
肝臓と筋肉です。

肝臓は血糖値維持のため、
筋肉は筋肉を動かすために
グリコーゲンを蓄えます。

当然、筋肉が多い方が
グリコーゲンを貯蔵できる量も
多くなります。

筋肉量の少ない女性は、男性よりも
グリコーゲンを貯められる量が少ない、
ということになります。

ですので、
低血糖でメンタルの不調を起こしやすいのも
やはり女性が多い傾向にあります。

⑩ 肝臓の元気がない(AST・ALTが低すぎる)

そして最後は肝臓です。

肝臓の調子が悪い人は
貯められるグリコーゲンの量が少ないことが
わかっています。

では、肝臓の調子が悪い人は
どこでわかるのでしょうか?

肝臓の血液検査の数値は
健康診断でも必ず測定するので
わりと皆さんご存知ですよね。

ここではASTとALTを見ていきます。

・ASTとALTが高い

この2つは「逸脱酵素」と呼ばれ、
肝臓の細胞が壊れたときに
血液中に出てきます。

ASTとALTが高い = 肝細胞が壊れ気味

まずここはわかりやすいと思います。
別のパターンもあります。

・ALTの方が高い

ALT-ASTが5より大きい場合、
脂肪肝があるのでは?
と疑います。

脂肪肝は慢性炎症です。
炎症物質を分泌するようになります。

数値は正常範囲内でも、
2つの数値に大きな差があるときは
注意が必要です。

・ASTもALTも低い

「え、低いのは良いことなのでは?」

と思われているのではないでしょうか。

ASTとALTにはちゃんと役割があります。
エネルギーを作り出すのに必要な酵素なのです。

これらは肝臓で作られるのです。

つまり、
ASTもALTも低すぎる(10前後とか)のは
肝機能が弱っているかもしれない

ということになります。

メンタルケアのための低血糖ケア

・朝食を欠かさない
・ドカ食いをしない
・炭水化物「だけ」の食事にしない
・場合によっては1日4食、5食に分ける
・夜間の低血糖にも注意

これらはあくまで一例です。

数値だけで判断できるものではありません。

なぜなら、
個人差があるからです。

分子栄養学では
個人差をたいへん重要視します。

ですので、対策も人それぞれです。

コマヤ薬局では
あなたに合った解決方法を
ご提案いたします。

「もしかしたら私、低血糖かもしれない」
「どうすればいいのか知りたい」

と思われた方は、
遠慮なくご相談くださいね。

3.ミネラル不足になっていないか?

ミネラルもまた、
メンタル不調に大きく関係しています。
とくに影響が大きいのが

鉄と亜鉛です。

どちらも、体内で
様々な反応に必須のミネラルです。

メンタルに大きく関わるセロトニン
アミノ酸である
トリプトファンから合成されますが

この時に
鉄と亜鉛が必要になります。

とくに亜鉛が重要。

亜鉛不足で
うつ症状が現れる
という
研究報告があります。

そして、亜鉛のコンビは銅。

亜鉛が多くなれば銅が減り、
銅が多くなると亜鉛が減ります。

現代人の多くは
銅過剰
であると言われています。

銅が多い食品は
チョコレート。

毎日チョコレートを食べる人、

銅過剰で亜鉛不足
血糖値の乱高下で交感神経優位
カフェインでさらに交感神経刺激

三重苦になっているかもしれません。

ちょっとだけ、
ガマンしてみますかね…?

鉄も亜鉛も、
ミネラルは皆そうなのですが、

吸収が悪い

という問題があります。

ここはまた
別の機会に書こうと思います。

てっとりばやく
亜鉛を補給したい方は

牡蠣から作った
サプリメントがお勧めです。

まとめ

メンタル不調は

1.交感神経優位

2.低血糖

3.ミネラル不足

これらを疑ってみる。

ストレスを減らす、
カフェインを減らす、
からだを冷やさない。

低血糖は
自覚ない人多し。

食事の内容、食べ方の
見直しが必要です。

ミネラル不足は
吸収に気を付ける必要がある。

チョコレートなど
必要なミネラルを
邪魔してしまう食べ物もある!

じゃあ、どうしたらいいの?

目には見えないメンタル不調に悩む
あなたのため、

日々勉強と研究のアップデートを
重ねています。

お一人で悩まず、
コマヤ薬局にご相談ください。

きっと、
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